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インプラントの寿命

インプラント治療は多くの費用支出を伴う治療ですので、当然寿命は長い方が望ましいでしょう。世界初のインプラントはなんと40年も問題なく使用できたといわれています。当時よりもさらに医療は発達していますが、ここではインプラントの寿命について紹介していきます。

インプラントの長期使用に関する研究

ここでは日本口腔インプラント学会より公開されている「20年以上経過したインプラント患者のアンケート調査」について紹介します。上部構造を装着してから20年以上経過した症例を対象とし、東京・千葉・静岡・熊本・大分・宮崎・佐賀の7都市11歯科医院で調査を実施しています。調査票は1,168人に送付されうち44%の回答率を得ていますが、回答者のうち78%の方が20年以上経過した状態は「問題なし」と回答しています。また、実施後除去を行っていない患者は86%となっています。また、今回の調査実施にあたり九州インプラント研究会で20年以上の長期症例を持つ会員は11名でしたが、うち9名は20年前の時点で日本口腔インプラント学会専門医(当時は認定医)であったなど経験豊富な医師によるインプラント治療の調査結果と考えられます。

参照元:【PDF】日本口腔インプラント学会|20年以上経過したインプラント患者のアンケート調査(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsoi/31/2/31_170/_pdf/-char/ja)

入れ歯やブリッジとの比較

入れ歯の場合は4年~5年程度、ブリッジの場合は7年~8年程度で使えなくなってしまうことが多いと言われており、寿命についてはインプラントに優位性があるといえます。また、インプラントは自然の歯に近い素材を使用していることから、入れ歯やブリッジに比べると審美性も高いという強みがあります。ただしメンテナンスを怠ると虫歯などのリスクがあるうえに、治療にかかる費用が高額なため気軽に新しいものに交換するなどができません。

インプラントの寿命を長くするコツ

定期メンテナンスをしっかり受ける

インプラントはメンテナンスが非常に重要です。このメンテナンスが不十分だと歯周病の一つである「インプラント歯周炎」になってしまう可能性があります。自身でのメンテナンスはもちろん、定期的に歯科医院でのメンテナンスも受けましょう。

禁煙する

喫煙回数が多い人はインプラントと骨の結合が難しく、手術が成功しにくいといわれています。もし成功したとしても歯肉の血流が悪いため歯周病を起こしやすく、インプラントの寿命が短くなるといわれています。

かみ合わせを直す

噛み合わせが悪いとインプラントに想定外の負荷がかかってしまい、部品の破損などが起こる可能性があります。部品が破損するとそこに残菜などが溜まり不衛生な状態を引き起こしてしまいますから、かみ合わせも治しておくのがベストです。

歯ぎしり・食いしばりといった癖を直す

インプラントは人工で作られた歯ですので、衝撃に強いというわけではありません。歯ぎしりや食いしばりなどがあると直接負荷がかかり、部品の破損などを招く恐れもあります。

糖尿病にならないように注意する

インプラントは骨の中にネジを入れる治療法ですので、糖尿病患者のように骨の代謝が悪いとうまく結合しないことがあります。インプラント治療ができないというわけではありませんが、インプラントの脱落やインプラント周囲炎などのリスクが高くなります。

インプラントがダメになってしまったら

「インプラントがダメになる」とは、具体的に人工歯などの破損やぐらつき、脱落などを指します。もしこれらの症状が出た場合はすぐに歯科医院を受診しましょう。ただし再手術が可能かどうかはわかりません。

メンテナンスで長寿命化

インプラントはメンテナンスをしっかりすると長期的に使用できることが分かりました。中には定期診察を条件にインプラント治療に保証を付けている医院もありますので、しっかりとメンテナンスは行うようにしましょう。

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