公開日: |更新日:

インプラントとは何か?

こちらではインプラントとはどんな治療なのか、様々な角度から解説していきたいと思います。

インプラントは端的に言えば、チタン製の人工歯根をあごの骨に埋め込み、自然の歯に近い強度や噛み心地を実現するという治療方法になります。

1952年、スウェーデンのブローネマルク教授がチタンと人間の骨が結合する現象を発見したことがきっかけとなり研究が進み、1965年にはチタン製インプラントの臨床試験が開始。1980年代以降はその実用性が世界中に広まっていきました。

一方、デメリットやリスクなどもあるため、施術を受けるにあたっては、知識をしっかりと深めておくことが重要になります。

インプラントの治療の流れ

インプラントの手術は事前に検診の上、歯茎の切開手術を2回に分けて行うやり方が一般的となっています。ただし、近年では身体への負担を軽減するため、1回法という2次手術不要のやり方も選べるようになっています。

インプラントのメリット・デメリット

ブリッジや入れ歯のように健康な歯へ負担をかけることなく、自然の歯に近い見た目や噛む力を実現できるのが最大のメリットとなります。ただし自由診療のため費用は高額。治療期間も長く、身体への負担もそれなりにかかります。

インプラントのできる年齢は

あごの骨が発達途中の子どもにはインプラント施術は行えません。最低でも18歳、場合によってはそれ以上となります。一方、年齢の上限はありませんが、身体への負担がかかることや疾病の有無などに十分注意が必要となります。

インプラントと天然歯の違いは?

天然歯は歯根膜という物質によってあごの骨と歯根がつながっているのに対し、インプラントはチタンが直接あごの骨に結合しています。その違いにより、インプラントは歯ぎしりに弱い、細菌防御の能力が低いといった弱点があります。

インプラントの寿命

1965年のとある臨床試験により装着されたインプラントは、その後、40年間、その人物が亡くなるまで問題なく使用できたという記録が残っています。一般的には10年から15年程度とされていますが、メンテナンスを怠ると寿命を早めてしまいます。

インプラントのメンテナンス

インプラントは定期的に検診を受け、適切なメンテナンスを受けることが重要。怠ると寿命を早めたり、「インプラント歯周炎」を発症する恐れがあります。また喫煙を避ける、歯ぎしりや食いしばり対策を行うことも推奨されています。

インプラントの痛みや腫れについて

後述します通りインプラントの手術中は麻酔が使用されますので、痛みを感じることはほとんどありません。ただし術後、麻酔が切れると痛みや腫れを感じることはあります。そうした場合に備え、医師が痛み止めなどを処方してくれます。

インプラントは麻酔があるか

インプラントの施術は一種の外科手術であり、当然ながら麻酔が使用されます。注射で行う通常局所麻酔が一般的ですが、痛みが苦手な方や手術の不安を和らげる効果のある、吸引式の笑気吸入鎮静法や静脈内鎮静法を組み合わせて用いるクリニックもあります。

インプラントのリスクとは

2007年、不十分な事前検査によって動脈を傷つけ、大量出血によって患者が死亡するという事故が起きています。そこまでいかなくても、インプラントが固定されない、炎症が起こるといった失敗が起こるリスクもあることを、しっかりと理解しておくべきです。

インプラントができない人は

心疾患、脳疾患、腎疾患、血液疾患、感染症などの全身疾患は「インプラント禁忌症」とされており、こうした病気を持っている方はインプラント手術に適さないとされます。また骨粗鬆症や糖尿病、歯周病、妊娠中の方なども不向きとされています。

インプラントは金属アレルギーでもできるか

通常のインプラント体はチタン製のため、金属アレルギー方は施術が受けられないという問題がありました。しかし近年では、人工ダイヤモンドなどにも用いられるジルコニアで造られたインプラントもあるため、このタイプであれば可能性ありと言えます。

インプラントの費用について

インプラントにかかる費用はインプラント本体とかぶせ物の費用のほか、事前のレントゲンやCTの撮影費、診療費、手術費、定期健診費などを合算して算出されます。一部のクリニックなどでは、インプラント本体の費用だけを強調するといったことも行われていますので要注意。

インプラントは医療費控除できる

基本的にインプラントは自由診療で保険適用外となりますが、医療費控除を行うことはできます。一緒に住んでいるご家族を含め年間の医療費が10万円以上の場合、確定申告の際に所定の手続きを行えば、還付金を得ることができるのです。

インプラントは保険がきく?

自由診療がインプラントの基本ですが、例えば腫瘍や顎骨骨髄炎などの病気や、事故の外傷などによって、広範囲にわたり顎の骨を失ってしまった状態など、特定の条件を満たしている場合には健康保険や高額療養費制度が使える場合もあります。

インプラント専門医とは

「専門医」という名称からしばしば誤解されがちですが、インプラントは歯科医師免許があれば誰でも施術できます。専門医や指導医といった認定は、インプラントの各学会が独自に定めた基準によって付与しているもので、国家資格などではない点に注意が必要です。

インプラントは大学病院で受けた方が良い?

大学病院は研究や教育機関としての顔も持っており、難しい症例などにも対応できるといったメリットがありますが、その反面、全国に存在する数は限られており、通院のしやすさや特定の先生を指名するといった点には難があるというデメリットもあります。

インプラントと噛み合わせについて

インプラントのメリットのひとつに嚙み合わせも改善がありますが、実は噛み合わせが悪いと、頭痛や肩こり、耳鳴り、生理痛、冷え性、腰痛、めまいなど様々な症状が起こるとされています。インプラントはこれらの改善にも期待が持てるのです。

インプラントが破損した場合の対処法

インプラントは強い力が加わったなどの原因で、かぶせ物が破損するといったことは起こり得ます、また稀にアバットメントやインプラント本体が外れるということもありえます。いずれの場合も直ちに施術を受けたクリニックを受診しましょう。放置するのは厳禁です。

インプラントも虫歯になる?

そもそもインプラントは人工物であり、虫歯になることはあり得ません。しかしながら、インプラントおよびその周辺に歯周病感染が発祥するインプラント周囲炎については要注意。歯茎の腫れや出血、最悪インプラント脱落の可能性も。適切なケアが重要です。

インプラント手術後の運動について

インプラント手術は歯茎の切開や骨への穴開けを行う外科手術の一種ですので、手術後の運動は厳禁。傷の痛みは出血を引き起こす可能性があるからです。術後最低でも2~3日程度は様子を見て、傷の状態が良くなり出血が収まってからにすべきです。

インプラント手術後の食事について

歯茎の切開を行った手術の後ということで、香辛料を効かせた刺激の強いものや、ナッツ類、せんべい類などの固さがあるものは避け、おかゆなどなるべく柔らかい食べ物を傷口とは反対側の歯を使って食べるのがよいでしょう。

インプラント手術後のお風呂について

手術後すぐに湯舟に浸かってしまうと血行が促進され、傷が痛んだり、出血が起きてしまうことが考えられます。上記の運動と同じく、2~3日程度は様子を見て、傷の状態が良くなり出血が収まってからにすべきです。軽くシャワーを浴びる程度にしておきましょう。

インプラント手術後の飲酒について

運動や入浴と同じく、アルコール類の摂取も血行を良くしてしまうため、傷口が腫れたり出血が起こりやすくなる恐れがあります。クリニックの多くでは、最低でも3日間程度は禁酒が必要としています。

インプラント手術後のタバコについて

喫煙は傷の治りを遅らせてしまうのはもとより、歯周病の原因となる場合もあります。そして何より、インプラント体とあごの骨の結合に悪影響を及ぼす可能性が高まってしまうというのが最大のリスクでありデメリット。禁煙するのが理想です。

川崎のオススメ矯正歯科
治療法別に紹介

悩みや目的に合った
川崎のおすすめ歯医者

コンビニの数より多いと言われる歯医者ですが、それぞれ得意とする治療は異なります。あなたの悩みあるいは診てもらいたい診療科目から、適切な歯医者を選んでくださいね。